チンチラの換毛と温度設定

換毛(かんもう)とは、毛が抜けかわる事です。


換毛は人間が思っている以上に体力を消耗します

日本は温度を安定させるのが、難しい国です。

寒暖の差は人間と同じく、チンチラも体調を崩す原因になります。

 

春夏秋冬で季節によって室内温度を何度にするのか?

では無く、

一年を通して、室内温度を一定に保つようにすることが重要です

一年中、同じ室内温度にする。理想は22度~24度。

(温度設定に関しては、獣医師や書物、ネットにより考え方が異なります)

 

日本の場合は、湿度にも注意が必要です天候・季節による湿度の変化)。

対策として、温度計・湿度計を設置して気温と湿度を管理する。

(温度計・湿度計の位置と高さに気をつけて下さい)

湿度がある時は、除湿器などで除湿をして下さい。


飼育環境を安定させる事が大切です

人間は服を着脱して体温を調整できますが、チンチラにはできません。

暑いからと被毛を刈ってしまえば、病気にかかりやすくなります。

被毛は、チンチラの健康を守る大切な役割をしています。

 

チンチラの体は、気温によって被毛の状態を安定させようと本能が働きます。

暑くなった日には、「毛を抜かなきゃいけない」と体が働き、

寒くなった日には、「毛を生やさなくちゃいけない」と体が働きます。

 

チンチラの体は、体内環境を安定させたいので、

毛が抜けると、抜けた分の毛を新たに作るように体が働きます。

そうすると、毛を生やすのにエネルギーを大きく取られて体力を消耗してしまいます

普段の食事では、バランスを崩す可能性があります。

 

日々の気温差があると、

免疫力が低下して、バイ菌に感染しやすくなります。

また、お腹を壊して食欲が低下する場合もあります。

特に、季節の変わり目は注意が必要です。


チンチラのエネルギーの消耗は、人間の髪の毛と異なります。

その点をよく理解して、チンチラの体のことを考えてあげて下さい。

よろしくお願いします。


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